こんにちわ。こんばんわ。さようなら。

伊織は俺の腕を回してくれてはいるが、身長差や体格差で違和感があり、これ1人で無理にでも歩いた方が、いくらか楽だ。

「反対に辛い」

「うるせぇ!文句言うな!」

それは伊織も同じみたいで辛いらしい。

それでも俺の腕を離す事無く外へと運んでくれている。

その間に伊織が蹴りを入れた奴等は回復していた。

ナイフが伊織を狙っているのが視界に入る。

伊織を突き飛ばし

「うおっ!!てめぇ、なに…」

どんどん服が赤く染まっていく。

「……………え」

ああ、このまま倒れたら伊織が…ーー

パァァン!と鳴り響く音と共に男が横へと倒れる。