こんにちわ。こんばんわ。さようなら。

宇佐ちゃんが目を覚ました時には、記憶の欠片が落ちてしまっていた。

「…原因は俺にあります」

先程とは、違う顔だ。

「伊織を引き取ります」

「それは出来ん」

きっぱりと断られた戒人は朝倉を睨み付ける。
説明しな渡さないと言っておきながら説明したらしたで無理と言われる。

「引き取ってどないすんねん?
施設に戻るんか?」

「施設には戻る気はないですよ」

「なおさら、あかんに決まってるやろ」

戒人の苛々が募っていくのが見てわかる。

何度目かわからない舌打ち。