こんにちわ。こんばんわ。さようなら。

ゲームに集中して耳に届いていない、
もう一人に声を掛ける。

「食べてきたから大丈夫」

「……さよか」

フライパンを取り出して材料を準備し
調理に取り掛かる。

二人の方へ視線を向けると同じ体制のまま
ビクとも動かない。

「宇佐ちゃん、何か思い出した?」

「は?…んだよ、急に」

「あ、ヤバいヤバい。あー…死んだ」

春真は、別に悔しがることもせずに
ゲーム機を静かに机に置いた。

「…何も思い出してねぇよ」

宇佐は、ゲームから目を離すつもりは
ないらしい。