「由佳ー!お待たせっ」


「遅い...」



私と違って無口で男っぽい由佳は
なんだか隣にいると彼氏みたい。


そんなことを考えながら私はにやけてると



「梨奈ちゃん、気持ち悪い。」


なんて言われてしまった。

この田んぼ道を晃介でのんびりと帰れたらいいのにと思いながら家路についた。