甘くて苦い恋のお話。 【fin】

「ほら、晃介来たからクッキー渡してきなよ?」



えっ?!こ、この状況でですかい??
ただでさえ男子が苦手な私なのに...



「もうー。じゃあ晃介だけ残してあとの男子だけ公園から出すから。」


「...うん。」



保奈美のおかげで、
公園内は晃介だけになった。

これでクッキーを渡す環境は整った。
だけど、そのことを思った瞬間足が途端に重くなった。