Side 遥


「ねえ、遥。今日どこか寄って帰る?」


クラスメイトが話しかけてきた。


「そうだねー、じゃあカラオケ行こうか」


そう答える。


そして放課後―。


クラスメイトと数人でカラオケに行った。


しかし、そこには優希の姿はない。


ううん、今日だけじゃない。


あの日からずっと優希とは、話もしていない。



あの日まではずっと隣に居たのに…。