空っぽのキミに

「結愛、まさか・・・・・・」

嬉しい事があればよくやっていた結愛の癖。

意味は分かんないけど、よくやっていた事。

ハートマークを描く結愛の指を、俺は驚いて見ていた。

「えへへ、ただいま、かな・・・・・・」

相変わらず涙は止まっていないが、そこにちょっと照れたような笑みを浮かべながらそう言う結愛。