「もうーー!!!! 少し位助けてくれたっていいじゃん‼」



「食べたいって言ったのはあんたでしょ?しかも、助けるって…助けれるわけ無いでしょ?」



相変わらず母親は、苦しんでるあたしをよそに、お皿を洗ってる。



「あっ…!!」



今まで黙ってあたしをシカトしていた母親は、何かを思い出したように叫んだ



「なに?」



「今日お隣さん、引越してくるんだった」



「お隣さん?」



今度はあたしが、冷たい視線を母親に送る




「そうそう‼忘れてた……あれっ?言ってなかった?」




……言ってねぇよっ‼




「お隣さんね、なんとーーー。」





母親の言葉を遮るように

家のインターホンがなった。