けど、どうしてあたしはこうもバカだったのかな。


全てケイちゃんのためだったのに、大好きなケイちゃんが傷ついていたことに気づかないなんて。


「ケイちゃーん!」


やっと放課後になってプレゼントを背中に隠しながら、ケイちゃんの元まで走る。


だけど


「なに?」


いつもより低い声。


ケイちゃん‥‥


「怒ってる?」


「‥‥‥‥‥別に」


「うそっ!ケイちゃん怒ると目合わせてくれないもん!」