彼らは二年生だ。 深く関わったら面倒そう。 「転校してきたの」 「へぇ?可愛いじゃん。俺と付き合わねぇ?」 この人も軽いんだ。 と、その時海音が私の肩を掴んで自分の方へ引き寄せた。 動作が早すぎて、状況を理解するのに時間が掛かってしまった。 「悪いけどこいつは俺のやねん」 衝撃の一言。 私がいつあなたのものになりましたか。 でもまあ、この状況だから仕方ないか。 今だけはそういうことにしておいた方が良さそうだ。