「…羽音…あんた…」 「綾芽、まだ続きあるから。それでね――…」 私が小学3年生に上がったとき、母親は死んだ。 他殺でも事故でもない…自殺だった。 私がいつも通り学校から帰ってきた時にはもう…死んでいた。 首吊り自殺。 テレビでしか見たことなかった。 そんなことが間近で、しかも家族のにいるなんて思いもしなかった。 ダイニングテーブルには…ホットケーキと紅茶のポット…置き手紙があった。 置き手紙には、こう書いてあった。