君との365日


綾芽は一度言うとなかなか折れないから私はお言葉に甘えて綾芽に払ってもらうことにした。

…後で何か奢ろう。

私は心の中でこっそりと誓った。

あの混雑な所からやっと抜けられる。
そう、思うだけで気が楽になった。

人が多くて吐きそうになった。
…人酔い、とでも言うべきか。

香水臭いし化粧臭い…ケバケバしたギャルがほとんどだった。
彼氏いなさそうな雰囲気。

あんなにケバケバしかったら誰も近寄らないよね。
近寄るのは同じ人種のケバケバした男子。
いわゆる不良の分類だと私は思う。

…物好きになるけど。

「どこいく?」

「んー…」

ふと、時計を見ると午後3時を回ったぐらいだった。