「…よぉ、暇しとる?」 暑そうな海音がそこにいた。 芽生ちゃんは居なかったけど。 …なぜ、私の家を知ってるの? 番号もだったし。 この人怖い、なんて。 「…まあ、暇かな。どーぞ、上がれば?」 「すまんなぁ、ありがとやで」 なんて言いながら遠慮がちに家に上がる。 手にはコンビニの袋が握られていた。 「部屋、汚くてごめん」 「汚ないやん、綺麗。…課題しとったんか?」 「うん。早めに終わらせたくて」 どことなく気まずいまま私と海音は話す。 特に用があるわけでもなさそうだけど…。