「おいおい、お前理子と喧嘩したんだってな。」






「・・・だからなんだ?」






「あやまんねぇのかって事」







「・・・・・・・・。」







俺は裕一を無視した。







しばらくして、誰かの泣き声が体育館に響いた。






決して泣きじゃくってるわけじゃないけど、






俺の耳には、とても大きく聞こえる。







理子の泣き声。