「・・・じゃあ、今日の部活話すって事で・・・、」





そう言い掛け、俺の肩にポンと手を置いた。






「協力、しろよ?」






「・・・・・・・・。」






俺は下を向きながらはい、と答えた。






「さんきゅー、じゃあな、菊谷くん!」






そのまま、先輩は階段を下りて行った。






・・・・確実に狙ってる・・・。






別に、理子は誰のものでもないけど・・・、






理子は、誰にも渡さない。