―奏― 君に捧げる愛の歌



しかも今日はメトロへ行く日―



俊と顔を合わせるのは、あのキス以来だ。



「はぁ〜・・・」



メトロに近づくにつれ、足取りが重くなる。



駅前に飾られているクリスマスツリーも、今は私の目に入らない。





一体、どんな顔して俊に会えばいいんだろう・・・