幼い頃は、泥んこになるまで一緒に遊んで、

兄弟みたいに過ごしてきた―





でも、いつからか奏は“ただの幼馴染み”ではなく、“大切な女の子”になっていた――







奏の傍にいるのは、この俺だ。


“あいつ”じゃない――







俺は“あいつ”の存在が怖いのかもしれない。



奏があいつと再会したことで、
俺と奏の関係が壊れるような気がして―



―***―佑真side end―***―