「じゃぁ、奏。 後でな〜。」 ブンブンと大きく手を降り、佑真は4組の教室へと向かった。 私は2組で、佑真とは違うクラスなので、いつもこの靴箱で別れる。 私も自分の教室へ向かおうとすると、 「奏、おっはよ―!」 名前を呼ばれて振り向くと、陽子ちゃんがいた。