「ったく、 こんな時間に女一人でウロウロしてたら、危ない目に遭うかもしれないことくらい分かんだろっ」 助けてもらったとはいえ、 見ず知らずの人に“お前”呼ばわりされたあげく、 説教されたことに対してムカついた私は、 「うるさいわね。 助けてくれなんて頼んでないし。 あんな奴ら、私一人で何とかできたんだからっ!」 と、思わず言い返していた。