「佑真君、いつもありがとね〜。 奏を迎えに来てくれて。 ほらっ 奏! いつまでも朝ごはん食べてないで!」 「ふぁ〜い、ひまひふ。(はぁ〜い、今行く。)」 私は食べかけのトーストの残りを口いっぱい頬張り、お母さんにそう返事をして、玄関で待っている佑真のところへ向かう。