―奏― 君に捧げる愛の歌



「何だよ。せっかく行くって言ってんのに・・・・
行かね―ぞっっ」



「ごっ ごめんっ!!
ありがとうございますっ!!」




せっかく行く気になっている俊の気分が変わっちゃいけないっ・・・・


私は、何故か敬語でお礼を言った。





「でも、意外・・・。
俊って子供好きなの??」



「大っ嫌い。」




・・・・・・やっぱりね。



私は、少し不安になってきた。



無愛想な俊が子供たちの前で歌うなんて・・・・


大丈夫かな・・・・・。