―奏― 君に捧げる愛の歌



「そうだね。
でも、子供たちはいつも笑顔だ。
子供たちの笑顔に、こちらの方が元気付けられる事があるよ。」



そう言って、コーヒーを口に運ぶ坂口先生。





「大城さんは、好きな人はいるのかな?」



「えっっ!!」



坂口先生の言葉に、私は口につけようとしていたコーヒーを溢しそうになる。



「ははっ。大城さんは分かりやすいね。」



「はい・・・・」



私は、坂口先生に俊の事を話した。