“大城さんが自分の人生をいいものだったと思えるように治療するのが、私の医師としての仕事だよ” そう言って、私の我が儘を受け入れてくれた。 坂口先生は男の先生で、私と同じ年の娘がいるらしく、私の事をすごく気にかけてくれている。 こうして、 私は、平日の昼間は小児科で子供たちと遊び、 夕方からは俊の所へ行くという毎日を送るようになった。