「奏――!!おはよ――!! また学校来れるようになって良かったねっ!」 学校に着き、靴箱で靴を履きかえていると、陽子ちゃんがやってきた。 「しんどい時は言いなよ、奏。」 「うん。 ありがとう、陽子ちゃん。」 陽子ちゃんと教室に入ろうとすると、 佑真が靴箱にいるのが見えた。 「ごめん、陽子ちゃん。 先教室行ってて。」 私はそう言うと、佑真のところへ向かった。