―奏― 君に捧げる愛の歌



「どうして・・・
私の家分かったの?」



「タケさんから聞いたんだよ。
ほら、これ・・・・」



そう言うと、俊はぶっきらぼうに花束を差し出した。



「一応・・・・お見舞い。」



少し照れたように目をそらす俊。




きっと、こうゆうの慣れてないんだろうな・・・・


私は、そんな俊が可愛らしく感じた。




「ありがとう。」



私は素直にその花束を受けとる。