―奏― 君に捧げる愛の歌




・・・・・うそ、


佑真が私のこと好きだなんて・・・



小さい頃から毎日一緒にいて、兄弟のように過ごしてきた佑真。



佑真のことを異性として意識したことは今まで一度もない。



もちろん、佑真だってそうだと思っていた。



なのに・・・・・



“奏が好きなんだ。”



私は突然の告白に頭がパニックになる。





すると、

「奏―!

崎谷さんがお見舞いに来てくれたわよ―!」


と、したから私を呼ぶお母さんの声。



私はその言葉に耳を疑った。