「奏―! 佑真君が来てくれたわよ。」 「はぁ―い。」 お母さんに呼ばれて、私は玄関へ向かう。 学校帰りに佑真がお見舞いに来てくれたのだ。 「よっ!調子はどう??」 「全っ然元気!! この通り!!」 私はガッツポーズをしてみせる。