「それにもう一人。

誰より、“お前に歌って欲しい”
って思ってる人がいるだろ??」




俺は奏の顔を思い浮かべた。




「奏ちゃんと出会ってからのお前は変わったよ。

前より笑うようになった。

ずっとお前を見てきた俺には分かるよ。


本当は、お前だって気付いてるんだろ??
自分の気持ちに。」





・・・・俺の気持ち・・・・



俺は・・・・