―奏― 君に捧げる愛の歌



「タケさん、昨日はすみません。」


次の日、俺はタケさんに仕事を休んだことを謝った。



あの後、どうしてもメトロに戻って仕事をする気になれず、
タケさんに電話して休ませてもらったのだ。




「あぁ、いいよ。

それより、奏ちゃんどうだった?」



俺は、奏の病気の事を説明した。



俺と奏が2年前出逢ってることは言わなかったが・・・。