―奏― 君に捧げる愛の歌




「離してよっ!!」



その時、
男3人組が女の子に絡んでいるのが目に入ったのだ。


いつもなら知らんふりして通り過ぎるのだが、

気がついた時には、
俺は、女の子の腕を掴む男の腕を、強く掴んでいた。



何故だかほっとけなかったのだ。