―奏― 君に捧げる愛の歌



そして日曜―



ライブハウスの開演は夜8時。



陽子ちゃんと駅で待ち合わせして、歩いてライブハウスへと向かう。



ライブハウスの周辺はネオンがギラギラしていて、いかにも“夜の街”といった雰囲気。



正直、私はこうゆう雰囲気が苦手。



でも、今回は仕方ない。



大親友の陽子ちゃんの頼みだ。