―奏― 君に捧げる愛の歌



“綺麗な声なのに、もったいないよ。”



瞳をキラキラ輝かせてそう言ったあいつ―





「〜っっ
何であいつが出てくんだよっ」



あいつの言葉は俺をイラつかせる。



何でこんな風になるのか分からねぇ。



でも、あいつといるといつもの俺じゃなくなる。