ピッ……。





「リツキ先パイっ!新記録更新っすよ!」






「……ハァッ、ハァッ……マジで…!」







俺がゴールをした瞬間、二年生の後輩カズキのデカい声が運動場に広がった。





数秒して、俺は思わずにやけた。