君がいたから




「は……隼人!!
い…いつから起きてたの?!」



と、しどろもどろに尋ねる私を見て隼人はうつぶせになっていた身体をゆっくりと起こした。




「桜子が教室入ってきたときから…かな?」




と、私のほうに身体を向けながら隼人は言う。




「ていうか、なんで私の机で居眠りなんかしてるの?
早く帰らなきゃ、もう遅………………っ!!」h




と、私が話している途中で隼人に強く腕を引っ張られて気づいたときには隼人の腕の中にいた。