廊下を歩きながら窓の外を見るともう薄暗くなっていた。 早く帰らなきゃ。 そう思いながら少し歩くスピードを早めていると、ふと栞のメールの内容を思い出した。 あれ………? なんか、隼人がすごく心配してたって書いてたような…… それだけで少し気分が舞い上がってしまう。 心配かけちゃったのに、私をちょっとでも気にかけてくれていることが嬉しい。