学校に着いた。



すごい…

校舎は金持ち〜お嬢様〜お坊ちゃま〜って感じの印象。



「お母さん、お父さん、やっぱり私立高校って…'これ'ハンパないんでしょ?」


と、指でお金のポーズを作って恐る恐る尋ねてみる。



「何言ってんの、子供がそんなこと気にしないの〜」



「そうだぞ。それにここしか高三のこの時期に入れる学校がなかったんだから仕方ないだろう」





と、お母さんとお父さんに言われて若干申し訳ない気持ちになる。