キーンコーンカーンコーン…… 「桜子〜〜!! 次体育だよ〜〜」 と、言いながら前の席に座っていた栞が私に飛びつく。 「うわっ!! 栞、目の前に私はいるからそんな大声出さなくていいから!! てか、くるじぃ〜〜離して〜〜!!」 という心の叫びも虚しく…… 「桜子はやっぱり可愛いなぁ〜〜!」 と言いながら一層抱きしめてきた。 ちょっとー、さっき忠告したんですけどー! と思いながらもだえていると……