山本桜子。 ただいま華のセブンティーン。 春から高校三年生。 今は田舎の地元から東京に向かう飛行機にお母さんとお父さんと乗っている。 「あーあ、飛行機の中つまんな〜い!」 そう駄々をこねる私を見かねてお母さんがまた一言。 「もうすぐで着くからちょっとは寝てなさい!」 「は〜い……」 私は飛行機が着くまで眠ることにした。