二人は私の席に近づいてきて、私の前に立った。 よく見ると二人ともめちゃくちゃ顔立ちが整っている。 いや、クラスみんな大体素晴らしい容貌なんだけど、この二人はオーラから何から特別な気がした。 これが俗に言うイケメンなのかな? よくわかんないけど…… 「俺、神崎龍弥。 よろしくね!」 と、一人の男子に言われ、 「あ、よろしくお願いします!」 とだけとりあえず言っといた。