女は、嬉しそうに去って行った。
俺は来るもの拒まずだ。
でも、特定の恋人は作らない。

「いよ!今日ももってもてだねえ」

バシッと突然肩を叩かれた。

「ってえな!お前も人のこと言えねぇだろ」
「あっはは、お前にゃ負けるって」

この陽気な奴は三木 晴臣。
バカだがいい奴だ。俺の親友。
俺に負けず劣らずのイケメンだ。