「今日もカッコいい・・・!」
「こっち向かないかな?」

今日も俺を見て、女子共が騒ぎ立てる。
その中の一人が俺の方に走り寄ってきた。

「ねぇ、雨宮くん・・・」

そいつは、顔を赤らめて何か言いたそうにもじもじし出す。
言いたいことは分かってる。

「今夜、空いてるかな・・・?」

ほらな。

「うん。もちろん」

俺はニコリと笑うと、そう返してやった。