*京夜Side* 「-…ゃ」 ななせが俺の名前を呼んでいるのがわかる。 いつもならすぐに返事をしてやりたいけど、今は返事なんてする気力を持っていない。 なぁ…… ななせに、触れたい。 熱なんてバカみてぇだ。 あぁ、ヤベェ。 「ななせ……ありがと」 これだけななせに言って、俺は深い深い眠りについてしまった。