「―――何してんの」


不意に聞こえたその声に、パッと顔をあげる




「…まさかだけどさ、晃」

「…そのまさかだ刹那。今日は雄馬と愛斗と夏蓮の四人でお留守番してもらう」

「……っ僕もいく!」

「…そんなに言うなら……」

「まさか、俺一人ここに残そうとしてるわけじゃないよね?」

「い、いやぁ」

「ないよね?」

「…残そうとし「な、い、よ、ね?」

「はい………」



晃も真南も、お願いだから哀れんだ目やめてよぉ。そんな目するくらいなら、僕も連れてってよっ


愛斗はナルシストでなんかうざいしぃ、雄馬はとりあえず怖いしさぁ。夏蓮に至ってはなんか僕の貞操が危ない気がするしっ?

普通の人いないじゃんかぁっ



「行ってきます」


行かないで。そんな僕の願いは叶わぬまま、無情にもみんなは出て行った。僕を見たみんなの目がすごい哀れみの目だった!

代わって欲しいくらいだよぉ、





ガチャン。



こうしてお留守番が始まった…………