「…とりあえず北来たけど何する!?」



北に着いた俺たちはする事が無く、困っていた。

暇すぎる。あーあーあー!!




そんな時。
タイミング良く

「ここら辺しきってる龍神だぞ俺ら!喧嘩なら受けてたつ!」


なーんて言ってる声が聞こえた。

顔を見合せ頷く


ちょっとの間は様子見か!!



近くに行けば行くほど聞こえるその声


周りの奴も関わりたくない、そんな表情でソイツらを避けていく




ソイツらの顔は――…


「知ってるか?」


「いーや全く知らねえ!!」


「だよな!!」



龍神に入ってる奴の顔は覚えてるはずなんだけどな…


覚えてないとしたら…誰だコイツら?





頼「そーいえばよ!なんか翼たち龍神の偽物取っ捕まえるとか言ってなかったか!?」


葉「…ああ!!言ってたな!」




ってことは、コイツら偽物?

そうすれば全部が繋がる。



喧嘩を売ってる理由も、俺らが覚えてなかった理由も。


コイツらが偽物だからか!



頼「どーする!?」


葉「決まってんだろ!?」




二人顔を見合わせてニヤリと笑う。





「「叩きのめす!!」」


そうと決まれば即行動だ!!



頼と偽物に近付く。