「やあ、美桜ちゃーーーバタン。



私は思わずドアを閉めた。



校長の椅子に座ってたのは、いつも会うと抱きしめてくるパパの親友だったから。



とりあえず深呼吸して、



ーーガチャ



「もー、ひどいぞー?美桜ちゃんたら、恥ずかしがり屋さんだなぁ。」



ぎゅーーーーー。



ほら、抱きしめられた。



もう諦めて抵抗なんかしないけどね?



『なんであなたが校長なんですか。てかそんなに頭良かったっけ?』



冷めた目で抱きしめ続けるこの人を見る。