私はすぐさま茶髮くんに駆け寄る。



「校長室?あ、もしかして転校生?いいよ。案内する。」



お、優しいなぁ、案内してくれるなんて。



会話がないのも嫌だったから、私は声をかけた。



『茶髮くん、名前は?』



「俺の名前は、姫野 悠(ひめの ゆう)だよ。君は確かーー、一条 美桜ちゃんだったかな。」



!?



『私名前言ったっけ?悠』