涙を袖で拭き校庭へと急ぐ。

教科書を取りに行くため。
捨てたとか言ってるけど一回もゴミ箱から私の教科書さんが出てきたことはない。



正直毎回毎回こんなくだらないことやられてたらめんどくさい極まりない。






(でもまぁ、隠すとこローテーションだし。

昨日はゴミ捨て場。
一週間前は理科準備室。


その前は。。。。。)









『駐輪場~♪』



隠すんならもっと私を


【どこ!?】とか【ないッ!!】

みたいにさせてみてよ。




『当たりッ。。。?


え、無いんですけど。。』


どーしたものか。。。。


私の45回連続教科書一発で見つけられた記録が今日で終わりか。。。



でもここに無いってなったらどこに??








1時限目が始まるチャイムが聞こえた。


『クッソ。うぜ。死ね』

おっと本音が。。。


とりあえず教科書を見つけなければ。。。
いじめられようが机が落書きだらけになってようがどーでもいい。


そうどーでもいいんだよ私は


駄菓子菓子、
だがしかし、先生らに目を付けられるのは頂けない。



一人の世界に入っていると頭上から一枚の紙が。




『あ?。。。。。。
これ、私の手帳!!??』




上を見ると
逆光でよく見えなかったが誰かがこっちを見ていた気がした。


とりあえず屋上へ、
いざ参らん!!