ケイタと出掛けてから2週間。 5月から6月に変わろうとしている今。 あたしには一つの大事な日が、 近付いてきていた。 年に一度しかない、大事な日が。 「ケイター。お風呂入った?」 「あ、まだ」 あの日から、ケイタに対してドキドキすることは、何度かあった。 醤油を渡す時、指と指が触れあったり、 階段を踏み外してこけそうになった時、助けてくれたり。 そんな時、あたしの鼓動はおかしくなったように、 ドクドクと脈を打った。