突然現れた王子



レジで会計を済ませ、店を出た。


「これからどうする?」

「んー、どうしよっかぁー…
とりあえずご飯食べに行く?」

「うん、そうだな」


ちょうどお昼時だったため、
あたしたちはご飯を食べに行くことにした。


朝より増えてきた人混みの中を、並んで歩く。


ドンッ


「きゃっ…」


その時、

前から来た人にぶつかってしまった。

パンプスを履いていたあたしは、足を捻ってこけてしまった。


「大丈夫か!?」

「いたた…うん…なんとか…」