いつの間にかケイタとも打ち解けていて。 いろんな話をしながら二人で盛り上がっていた。 ケイタは何も話すことがないから、 ずっとあたしが喋ってるだけ。 それでも笑顔が耐えなかった。 なんだかケイタといたら安心感に包まれる。 そんな時だった。 「アユー。誰か来てるの………」 ノックもせずに入ってきた母親。 ケイタを見た瞬間、ドアノブを握りしめたまま止まった。 すっかり忘れていた家族の存在。 あたしはケイタのことをどうやって説明しようかと、 母親とケイタを交互に見ながら焦っていた。